「わかる」を広げる
こんな記事を書きました。
あ、リンク先は別に読まなくてもいいですよ。
ようは、アニクラでは「わかる」が大事ってことが書いてあります。
「わかる」が大事なので、基本、アニクラではフロアが「わかる」曲をDJはかけます。
でも、「あまり知られてない曲なんだけど、この曲はすごくいいから、みんなに聞いて欲しいなぁ、好きになって欲しいなぁ」って曲もかけたいですよね。
そういう曲は、かけると、必ずといっていいほど、フロアは冷めます。
「わからない」からです。
でも、フロアが冷めたからといって、いい曲ではないわけではないのです。
本当にいい曲なら、誰かには伝わっています。
その伝わった誰かには、次からは、その曲は「わかる」になります。
次にその曲をフロアに投下した時には、フロアの一部が反応してくれるかもしれません。
一部が熱ければ、フロアは冷めきりません。
「マニアックだけど、やばい曲」として、その熱はフロア全体に少しづつ伝わっていきます。
その曲は、「わからない曲」から「知る人ぞ知る名曲」になります。
「知る人ぞ知る名曲」が「わかる」俺はかっこいいので、フロアのみんなが、その曲のことを知りたがります。
こうして、そのDJが見つけてきた隠れた名曲は、特定のフロアでのアンセムとなっていきます。
こうして「わかる」を広げていくことができます。
「わかる」がもっと広がれば、その曲は他のDJも使い始めるでしょう。
そうやって、その曲は、真のアンセムへとなっていくのです。
「わかる」が広がることは、アニクラの可能性を広げることでもあります。
アニクラの可能性を広げていくことは、新しいシーンが生まれることもあるでしょう。
「僕だけが知ってる名曲」をDJで使うことは、あたらしいシーンを作ることにつながっていくのかもしれないのです。
そうやって、アニクラのシーンを広げているDJを僕は一人知っています。
近く、彼の作ったシーンの集大成ともいうべきイベントが名古屋で行われます。
ここで紹介することは迷惑になるかもしれないので、リンクは貼りませんが、たくさんの人にそのシーンを体感して欲しいと、陰ながら願っています。
彼がDJです。