ベースミュージックアニクラガイド
ベースミュージックの話をします。
ベースミュージックとは、「なんか普通のスピーカーでは鳴らない、スッゲー低い音が入ってるダンスミュージック」のことです。
厳密な定義とかないらしいのですが、ざっくり言うとそんな感じです。
普通のスピーカーではすごい低い音はあまり鳴らないので、こういう音楽は、すごい低い音も鳴るような特別なスピーカーで鳴らします。
そういうスピーカーとか一式を「サウンドシステム」って言います。
中でも、低音担当のスピーカーのことを、サブベースとかウーファーとか単にウーファーとか言いますけど、そこの前にライターで火をつけると、ベースが鳴った瞬間に、炎がふっと消えます。
音って、基本、空気の振動ですけど、低音ってそこがすごく体感しやすくって、もう、スピーカーから風が吹いているんですね。
なかには扇風機みたいにヒュンヒュンブーンブーンと風が吹いてくるスピーカーもあります。
風だけでなく、更に足元からブルブル小刻みな振動が伝わってきます。
スピーカーの前に飲み物の入ったコップを置くと、振動で波ができます。
OUTLOOKというベースミュージックの祭典なんかで使われるような、大きなサウンドシステムの真ん前で、すごいベースの入った曲がなると、振動と風圧で、息ができないような、胸元を締め付けられるような感覚に襲われます。
建物のボルトが低音の振動で抜けたとか、会場のトイレのドアが振動で常に動いていて、誰もいないのに中に人が入っているかと思ったとか、そんなすごい話もあるそうです。
これはもう、体感の体験なので、サウンドシステムが導入されガンガン鳴らしている「現場」に行かないと、体験できません。
僕が「サウンドシステムはアトラクション」って言うのは、そこら辺が理由です。
よく、「音楽なんて家でiPhoneで聞けるんだから、クラブに行く意味わかんない」みたいな事を聞きますが、サウンドシステムの体験は、絶対に家ではできません。
だから、ベースミュージックを体感したいなら、「現場に行こう!」って話になります。
……というか、ベースミュージックは低音特化なので、こういう話がわかりやすいんですが、クラブミュージック自体、クラブで大音量で聴いて、真価がわかるように作ってあるので、やっぱ、クラブに行って聞いて欲しいですね。
ところで、
このブログ、アニクラのブログなので、アニクラの話をします。
アニクラにも、ベースミュージックの波が来ています。
ベースミュージックとアニソンの融合をガチで謳っています。
他にも、少し形は違いますが、大阪でハッピーナッティーというイベントもあります。
こちらもベースミュージックとアニソンが両方聴けるイベントになっています。
これらのパーティーだけでなく、こういった流れは他のアニクラでも出てくるかもしれません。
なにより、東京のベースミュージックのレコードを主に扱っているお店の店長さんから
「ベースミュージックの人って、アニメアイコン多いのなんで?」って聞かれた事あるくらい、ベースミュージックとアニメの親和性は高いようなので。
「ベースミュージックディスクガイド」って本があるのですが、その本の冒頭の対談ではこのように言われています。
「いいシステムがあって、低音が出せるような環境が出てきたから、そういうものを使って低音を出していきたいっていう動きが出て来てる。今、東京でもそうなってるし。だからそういう現場でかけたいって思う音楽がベース・ミュージックってことになるんじゃないでしょうかね」
サウンドシステムで聞きたいアニソン。
それはベースミュージックだし、
個人的にはそういう曲も出てくるといいなって思います。
ちなみにこいつは僕の一押しのオススメです。低音出てます。
ところで、名古屋にも偶然、小規模ではありますが、自前のサウンドシステムをもつアニクラがあります。
ご興味のある方は是非。
ついでにこんなまとめもありますので、お時間のあるときに是非。