6日目
エウレカセブンをアマゾンプライムで見ています。レンタルDVDのように借りてこなくてもいいし、DVDディスク替えなくてもいいし、返しに行かなくてもいいし、アマゾンファイアータブレットで見ると部屋のどこでも見れるので、アニメをながら見するには最高です。
アマゾンプライム最高!
と、またアマゾンプライムの話になりそうでした。
エウレカセブンです。
エウレカセブンって、内容はこの際、端折るんですが、主人公がひょんなことからゲッコーステイツっていう秘密組織の一員になる話なんですが、このゲッコーステイツがもう秘密組織すぎて、もう何もかも秘密なんです。そして、その秘密組織の首領が最高に秘密主義者で、肝心なことはなに一つ喋らないと言う秘密っぶり。
その秘密主義のおかげで、起こる事件のほとんどが、「それ、早く言ってよ!」のオンパレード。よくこんな組織にみんな所属してるなって思うんですが、そもそも目的が秘密であっても気にせず組織に入っちゃうような人たちばかりで構成されているので、誰も気にしません。
気にしてる主人公と観客だけが、ひたすら「早く言ってよ!」とイライラするという話の構造になっています。
結局、それらの秘密は組織のナンバー2から、およそ20秒で説明されてしまうのですが、その時の附の落ちようと言ったら、もう自由落下速度を優に超えるスピードで、思わずスッキリしてしまいます。
そこからの展開は、blood Cの最終回もかくやのスピード展開なので、世界名作劇場の小公女セーラの最終回にカタルシスを覚えた系の人は見てください。
さて、エウレカセブンも、エヴァンゲリオンの後に作られたアニメでして、「あー、こういう勿体ぶったアニメ多かったよなー」という既視感に襲われます。当時は、思わせぶりだったけど、終わってみると大したことは何にもなかったなーとか、驚きのビックリドッキリメカで超展開!とかいう話が結構多くて、時代を感じさせます。
例えば、粒子物理学を引用して「宇宙の目」に干渉することによって、宇宙を意のままに操るのだ!とか悪の科学者が言ったら、本当に宇宙のど真ん中に大きな眼球が出てきたりすると、もうツッコミが追いつきません。後出しジャンケンというか、石と紙とハサミの戦いにいきなり4号戦車が出てくるようなもんです。
今のオタクコンテンツ的には、さすがにエヴァンゲリオンのような設定後出しじゃんけん祭りみたいな話は少なく、例えば「ジョジョの奇妙な冒険」や「ハンターハンター」「Re:ゼロから始める異世界生活」「ノーゲームノーライフ」や「デッドオアアライブ」みたいに、世界の常識を共有したところで「さぁ、一緒に考えよう!」という一見フェアな構造のストーリーテリングが流行りのような気がします。
こうして列挙して見ると、内容的にもゲームを意識したものが多く、さらにはループ構造を内包したものまであるので、こういうのもゲーム的なリアリズムと言ってもいいんじゃないかな?とか思ってしまいます。知りませんが。
ところで、ヒロインのエウレカって作画が良い以外はあまり魅力がある演出をされていないキャラなので、今見ると不安になるのですが、大丈夫でしょうか。
というか、今の過剰なキャラ描写に慣れちゃってるのかもしれませんね。
今、古いガンダム見たら、シャクティ・カリンやカテジナ・ルースさん、ルー・ルカ、ニナ・パープルトンにヒロインとしての魅力は感じないかもしれません。
オタクの業を感じますね。