3日目
作法って大事ではないでしょうか。
こう来たらこう
ああ来たらこう
そう言う技術体系の積み重ねが作法というやつです。
全てのことは突然起こります。
「ああ、そろそろ来るな」と前兆を感じてはいても、「その時」はやはり突然来ます。
その突然に、とっさに対応するための知恵の蓄積が「作法」です。
ある日来る「突然」に、その突然さゆえに思考を奪われてしまった時、体を動かすのは「作法」です。
みなさんも、いつか来る「突然」のために「作法」を身につけましょう。
今日、提案したいのは、現代に必要とされる作法
「ツイッターでブロックされた時の作法」
です。
ツイッターをしていて、突然、「あれ? あの人最近TLで見ないな?」なんてことになります。
あるいは、他の人の公式RTで「このツイートは見れません」とか表示される。
あれ? おかしいな
クライアントを変えたり、サブアカウントに移行したりして、原因を追求します。そして、「突然」あなたはブロックされたことを知ります。
まずは深呼吸しましょう。
一般生活に例えると、会社の同僚にいきなり殴られたようなもんです。
カッとなるのも当然ですが、まずは落ち着きましょう。
なんせ、あなたが起こすとっさの行動をみんなが見ています。SNSですから。そのことを意識してまずは落ち着きましょう。
次に相手との関係性を検証しましょう。
リアルで会ったことがあるかないか
今後会う可能性はないか
SNS上で利害関係はあるか。
他の人からはどのような関係で見られているか。
様々な角度から検証しましょう。
次に、相手との関係の修復の可能性。
もしかすると誤解か何かかもしれません。
次に、なぜ「ブロック」なのかを考えましょう。
ミュートでもいいはずです。
ミュートなら、ほぼ相手に知られることはありません。相手に知られないまま、相手を完全に無視しシカトし自分の世界から消すことができるのです。
リプライやDMでもいいはずです。
リプライなら他の人にも見られる公開の状態で、DMなら他の人には見られず非公開の状態で、相手に不快感を伝えることができます。
なぜブロックなのか。
ブロックとは、
1)あなたの言葉が相手にとって「消したいもの」であり、
2)あなたは、会話をしたくない相手であり、
2)なおかつ、「消したこと」「会話をしないこと」を相手に伝える行為
です。
そして、なぜ相手がその行為に至ったのか。相手の立場になって考えましょう。必ず理由があるはずです。
落ち着きましたか?
相手との関係性を、過去現在未来に渡って考えましたか?
相手の立場になって考えましたか?
それでは、
全力で殴り返しましょう。
対話の可能性なんてどうせゼロです。
何を言っても届きません。
対話の可能性のない相手に、言葉しかない世界で何ができるって言うんですか。
言葉で殴りましょう。
ただし、言葉は相手には直接は届きません。
これはフォロワーに見せるための喧嘩です。
華麗に、フォームの美しいストレートでカウンターを決めましょう。
まれに、RTなどで相手にうっかり届く時があります。ブロックしてから、相手のことを見に来る人とか結構いるみたいです。そのことも少しだけ意識してもいいかもしれません。なんらかの抑止力をチラつかせるのもいいかもしれませんね。こちらから見えないのをいいことに色々言ってるかもしれませんから、それを抑止することができるかもしれません。
SNSなので、全ては多くの人に見られています。
そのことを意識して、しつこくない程度に、できるだけ重い一撃をさくっと撃ちましょう。
そして、なにごともなかったかのように、いつものツイートに戻りましょう。
しつこいのは粋ではありません。