アニクラはじめました

読む ANIMARKE SYSTEM

2つのジャンルを横断するってこと。

今日は、ステマをしますね!(爽やかに)

 

さて、以前に「ベースミュージックアニクラガイド」ってエントリーを書きました。

animarke.hatenablog.com

 

そこにも書いたのですが、ベースミュージックとは何かというと、ざっくり「普通のスピーカーでは鳴らないくらいスッゲー低い音が入ってるダンスミュージック」のことです。

具体的には、50hzとか40Hzとかそれ以下とか、そんな低い音で出来たキックとかベースがたくさん入ったダンスミュージックのことです。

これくらい低くなると、音というよりは、もっと直接的に空気の振動です。いや、音ってそもそも空気の振動なんですけど、それを「体感」できるんです。

よく音のシャワーとか言いますが、もう音の土石流みたいな感じですね。喩えではなく、リアルに立ってられないくらい。それこそ足元をすくわれるような振動が、音楽に合わせて襲ってきますので、自然と体が動き出す……そんな体験ができちゃいます。

 

ただ、欠点というか、そんな「音の土石流」みたいな低音は「現場」でないと体験できないんです。自宅にどんなに高級なオーディオを揃えても、これだけは難しい。音の性質的に、低音は壁とかではあまり遮断できないので、大音量で低音を鳴らしたら、がっつり近所の人から苦情が来ます。だから、震えるような低音は自宅では無理なんです。

実際、僕も持ってるスタジオモニターで使われてるウーファーで純粋な40Hzの低音を「それなりの音量」でうっかり鳴らしてしまったところ、隣の奥さんが「ぎゃっ!」って叫びましたから。で、「さっきの何? 何だったの?」って。音として認識できなかったんでしょうね(ニコニコ)

つまるところ、「低音」をがっつり鳴らした「ベースミュージック」は、クラブという「現場」でないと体験できないんですね。

それは気軽に楽しめたいというところでは欠点なんですが、逆に考えると「クラブにわざわざ足を運ぶ理由」として十分なものの一つになっていると思います。

 

さて、アニクラにもベースミュージックの波が来ています。

 

大阪の「トラニメ」や東京の「ギグテク」など「アニソン」と「ベースミュジック」を謳っているイベントは勿論のこと、その他のイベントでも、今後は「ベースミュージック」を意識することが多くなっていくと思います。

 

理由は2つ。

 

1)アニクラの実績が、いろんな箱にも認められ、低音が出る「いい箱」でもアニクラができるようになってきたため。

 

2)クラブミュージック自体、ベースを意識したものが増えており、アニクラで使う音源自体もベースミュジックの影響を受けたものが出てくることが予想できるため

 

3)ベースミュージックのファンにアニメファンが多いため

 

あ、3つだった。

 

アニソンって、実はジャンルであってジャンルではありません。アニメに使われる音楽は全てアニソンなんです。だからこそ、アニソンは自由で音楽的に幅が広く、また新しい試みも取り入れやすいのです。

アニソンって常に新しいんです。だから、よくアニソンDJって難しいって言われるんですね。

 

そんなアニソンが新しい潮流であるベースミュージックを見逃すわけないんじゃないかなって思いますし、低音の効いた音楽に慣れ親しんだ人が、低音の出せるハコに来たら、ベースの効いた音楽を求めるのは、僕はある意味、当然の帰結だと思います。

 

 

だから、2016年、アニクラにベースミュージックは来ます。

 

 

さて。

 

二つの異なるジャンルを結びつけるのはどんな時も「人」です。

アニクラとベースミュージックを結びつけるのも「人」であり、そしてその重要な位置に「DJ」がいるのは、異論はないでしょう。

 

 

 

 

だいたい2つのジャンルを横断するのはとても大変なのです。

純粋に2倍お金も時間もかかるからです。

音源も2倍、行くイベントも2倍、何もかも2倍……

だから、優先順位を決めて。自分の中でうまくやっていくわけですが……

まぁそんなにうまくいくわけないんですけどね

 

そんな大変なことをしているDJが、

アニクラとベースミュジックをまたにかけるDJが、いるのでしょうか。

 

います。

ちゃんといます。

 

とある東京のベースミュージック中心のレコードショップの店長さんに「なんでベースミュージック好きな人はアニメアイコン多いの?」って真顔で聞かれました。それくらい、実は多いんです。

 

 

そして、そんなDJのうちの一人が、日本のベースミュージックの一番大きな舞台「OUTLOOK JAPAN」に出るため、戦っています。

 

彼の名は、Massive

 

アニソンDJとしては、「ニートちゃん」や「星井マッシブ」の名義の方が通りがいいかもしれません。

 

彼は昔から、クラブミュージックもアニソンも好きで、アニソンリミックスには風当たりがキツイと言われる名古屋の地で、ずっとアニソンリミックスでDJをしてきました。

「けっ、アニリミかよ。いいから原曲流せよ」

時に、フロアのお客さんにそう言われながら。

 

勿論、アニソンの原曲でもプレイはできます。実際、昔から追いかけているアイドルマスター関連では原曲でプレイすることが多かったはずです。

(昔、「僕が持ってないアイマス音源は数個しかないと思う」っていう彼の言葉を何度か聞きました。アイマスって音源がやたら多いことで有名なのに)

彼は、信念を持って、アニソンDJとして、いつもプレイしていたんだと思います。

彼は、決して器用な方ではなく、生き方もDJも、むしろ不器用な方だと思います。

アニソンが本当に好きなんだと思います。

 

そんな彼が、今は、ベースミュジックに焦点を絞り、真摯に挑戦を続けています。

 

彼は今、OUTLOOK出場をかけたトーナメントのセミファイナルを戦っています。

 

そんな、しのぎを削り合う大きな舞台に立つことで、彼は、とても大きなものを得て来るだろうと思います。

 

そして、彼が掴んだもので、きっといつの日か、アニソンでも、僕らが見たこともないようなプレイを見せてくれるんじゃないでしょうか。

 

そんな日を夢見て、僕は、ニートちゃんを応援しています。

(こんなこと言うと、「今はMassiveなの!」って怒られそうですが)

 

Road to Outlook Jp 2016 セミファイナル | Facebook

 

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※よかったら、リンク先のミックスを聞いてみてください。で、もし聞いいて見てよかったら、FBのページに「いいね!」をしてください。

 

 

 

ステマするって言いいましたが、勝手に応援してるだけなので、ステマとは言わないかもしれません。その時はすいません。

 

※後、僕の知っている限り、もう一方、アニソンDJがセミファイナルに出場しておられます。知ってらっしゃる方は、その方も応援していただけると幸いです。