アニソンDJ 公募ガイド
イベントに出てくれるDJを、友達や知り合いにばかり依頼していると、どうしても「身内感」が出てしまいます。
身内感は、時に集客の囲い込みにつながりますが、同時に、閉塞感やイベントとしての新味のなさにつながります。
そこで、新しさを発掘しつつ、外にDJを積極的にオファーする方法の一つとして、DJの公募があります。
あまり語られませんが、公募の最大の利点は、オファーが断られることがない点です(そりゃそうだ)。
ただ、闇雲にDJを公募をしてはいけません。
誰も幸せにならないからです。
「彼氏欲しい」と常に言っている女の子に告白しても、OKが出る可能性が低いのと一緒です。
何を求められているかわからない公募は、危険です。
何を求めているかわからない女の子は、危険なのと一緒です。
公募をプロデュースしましょう。
公募をプロデュースするということは、すなわちイベントのコンセプトをはっきりとさせる行為でもあります。
では、公募の目的と狙いとはなんなのでしょうか。
【イベントのイメージアップ】
1)公募を行うことでSNSへの露出度を高めます
2)ジャンル外のDJや他の地域のDJと接点の少ないイベントでも、それらの人が公募を通じてイベント名やコンセプトの認識を深めていくことができます。
3)公募のための情報提供が必要になるため、イベントの意図やテーマが簡潔・丁寧に説明されます。したがって、趣旨を確実に伝達できます。
【ロイヤリティ獲得】
1)公募応募者がイベント出場を狙い考えることは、足を運ぶ(集客)、調べる(サイト・ツイプラ等への誘導)というイベントへの能動的な行動へとつながります。
2)イベント出場を狙うことで、応募者は努めてイベントを意識し、知ろうとします。この行動が結果的にイベントをよく知り、ロイヤリティを高める効果があります
3)公募の定期開催により、「次の出場狙い」でイベントを継続的に記憶することになります。
【市場調査】
1)よりオーディエンスに近い立場、発想で作られたアイデアやミックスを獲得することができます。
【人材の発掘】
1)DJなどの人材を広い市場から発掘することができます
2)多くの参加を促すことで、結果的に質の高いDJを採用することができます。
【シーン活性化】
1)公募の話題作りで、全国的にイベントを告知することができます
2)告知から発表までの期間を持つため、参加意識が持続し、高揚させることができます
3)他のイベントとの連携を深め、シーンへの貢献をアピールできます
【文化振興】
1)シーンの歴史・文化などの理解を深めます
……いかがでしょうか。
ちゃんと読んでいただけましたでしょうか。
あ、読まなくてもいいですよ、これ、公募ガイドの丸パクリなので。
公募の目的とねらい|公募/コンテスト/懸賞情報掲載なら公募プロデュース
ま、でも、そこまでそんなに的外れではないのではないでしょうかw
まぁ、それはともかく。
オーガナイザーは常に新しいDJを求めています。
新しい血を入れて、イベントを変えたいというのなら、「どのように変えたい」のか、そのためには「どのようなDJを必要としているのか」が、オーガナイザーの中ではっきりしていないといけません。
ましてや、公募は「そのイベントに来たこともない人」も対象に含まれていきます。
そういった人たちに、「言葉で」説明しなければなりません。
そのうえで、そのオーガナイザーの「狙い」に、もっとも「的確な」ミックスをプレイしたDJを、イベントに招聘しなければならないと思います。
DJの公募は、有名DJの選別手段であってはなりません。
公募は、漫画雑誌で例えると新人賞です。
応募してきたサイコーとシュージンに「これは、ジャンプには載せられない」と言えたように、
「このミックスでは、僕のイベントには出せない」って言えますかって感じです。
僕は、二回、アニマルケで公募をしましたけど、ここらへん、ぜんぜんわかってなかったので、本当に恥ずかしい限りです。
でも、新しい出会いはありましたし、その中でもいい出会いは確実に僕の財産になっています。
できれば、今後は、公募に応募してくれた全てのDJさんに「よかった」と思って欲しい。
そのためにも、「何をもとめているのか」を、僕がハッキリできた時は、また新しい出会いを求めて、公募がしたいですね。
※ ちなみに、応募するDJ側としては「イベンが何を求めているのか」を理解した上で、それをミックスで提示するといいと思います。
明記されていなくても、公募方法や選別方式で、それらはわかると思います。
ちなみに、サンクラにミックスをアップ、タグをつけて、ファボが多かったDJを採用って言う方法は……わかるな?
※2 もちろん、漫画に例えるところの「持ち込み」もあります。