アニクラはじめました

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アニソンって、アニソンDJって、なんだろ

最初がひどかったので、ちょっとはそれっぽいことを書いてご機嫌を伺おうっていこうかという。

 

 

アニソンって、アニメのソングなので、アニメに関係する歌ですね。

で、それを主に使ってDJしたら、アニソンDJっしょ。

おお、なんて理論的だ。ぐうの音も出ないほどの正論だ。

……と、このままだと終わってしまうので、じゃあ、もうちょっと考えてみましょう。

まず、アニメとソングにわけて、ソングの方。

歌なので、歌詞がある。当然ですね。

 

 

togetter.com

と、最近こんな話題もありましたが、アニクラきている人が、音楽好きかそうでないかはさておき、この仮定が正しいかもさておいて、どちらにせよ歌詞は重要です!!重要でしょ?? 多分、重要……重要じゃないかな……

いや、重要でしょ(確信)。

重要なので、歌詞は切らないように、かぶらないように、DJは次の曲に繋いでいかないといけないでしょう。もし、途中で切ったり、かぶせたりするなら、それなりの意図が「伝わらないといけない」と思います。

これ、大事。

伝わらなかったら、自己満足で終わります……というか、多分、下手くそって思われて終わり。

アニソンでDJするって、多かれ少なかれ、歌詞に縛られてるわけです。

さっきのtogetterの仮定(「音楽好きな人はほとんど歌詞なんか聞いてない一方、音楽たいして好きじゃない人はほとんど歌詞しか聞いてない」)が本当なら、その「多かれ少なかれ」の程度は、アニクラに来ているお客さんに任されているってわけです。

 

さて、次にアニメってところを考えてみると、アニソンって必ずアニメの曲なわけです。

いや、当たり前なんですけどねw

アニソンには必ず、なんらかのアニメのタグがついてるってことで、それって、その曲には必ずアニメのイメージや情報が付随するってことなんですよ。

「時を刻む唄」聞くと、「渚ぁあああああああああああああ」ってなるでしょ? でも、あの曲の歌詞には、どっこにも渚って言葉は出てこない。でも、「渚あああああああああ」ってなる。これは、この曲がCLANNADの曲で、渚のことを書いている曲だからです。

さらに、アニクラだと、「時を刻む唄」が流れると同時に、スクリーンに渚の映像が映るわけです。「渚ああああああああああああ」ってなるじゃないですか。

「時を刻む唄」を聞いて、泣きそうになるのは、曲の良し悪しだけではないってことです。どの程度かはわかりませんけど、CLANNADというアニメ(ゲームかもだけど)の影響です。

 

アニソンってことは、アニメの曲であることとは切り離せないんです。

曲がかかると、それがトリガーになって、そのアニメに関するいろいろな情報が溢れ出す。これは仕方ないことです。

ですので、アニソンDJは、曲をつなぐだけではなく、アニメの様々なイメージ・情報を繋いでいくことが求められます。

これが俗に言う「◯◯つなぎ」ってやつです。

声優つなぎ、監督つなぎ、作画監督つなぎ、ロボットアニメつなぎ、魔法少女つなぎ、2014年春アニメつなぎ、主人公が学生服つなぎ……いろいろあるでしょう。こういうものを考えるのもアニソンDJならではかもしれませんね。

◯◯つなぎだけではなく、さらに積極的にアニメのイメージをふくらますようなDJも可能だと思います。そういった遊びも、アニソンの強みとなるでしょう。

 

ところで、これにはデメリットもあります。曲だけの良し悪しではなくって、アニメ自体の評価が曲にくっついてきちゃうってことです。

いい曲+いいアニメの組み合わせならいいんですが、いい曲+クソアニメの場合もあるわけです。

これ、正直、扱いに困ります。

「クソアニメだあああ」ってウケる場合もありますが、知られてないことも多いんですよね。フロア大沈黙、一人二人のクソアニメ好きがブチ上がるって、そんな可能性が大ありです。

ですが、本当にいい曲だと思うのなら、アニメのイメージにこだわらず、DJならば使っていきたいところですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニソンDJは赤を叩くな

昨日はかなり、どうでもいい感じの極めて観念的な話をしたので、今日は実践的な話を。

 

 

「DJは赤を叩くな」

よく聞きますよね。聞いたことないなら、かなりヤバイと思ってください。

そもそも「赤ってなに?」って人は、置いていきます。義務教育じゃないんで。

DJは赤叩くなって言いますけど、まぁ、正直、海外から来た有名DJって、結構、赤叩くんですよ。でも、別にそれはそれでいいんです。僕もそこらへんの真偽はよくわかんないし、そういう音楽である可能性もあるし。

だからも僕は「DJは赤を叩くな」とは思いません。

でも、「アニソンDJは赤を叩くな」とは言いたいです。

アニソンDJは、赤叩いたら絶対ダメです。

いや、少なくとも、かなりの確率でダメです。

赤どころか、オレンジでも濃いオレンジはヤバイと個人的には思っています。

なぜか。

音が歪むからです。

なぜ、歪んだらダメなのか。

アニソンは、そもそも音源の時点でかなり無理してることが多いからです。

音源の時点で詰め込みまくってパンパカパンなのです。

ぶっちゃけ、歪んでいるんです。

アニソンDJに多いPCDJで考えましょう。

PCに入ってる音源が、PCの中の仮想ミキサーでミキシングされ、オーディオインターフェイスでアナログ化され、RCAケーブルを通じて、DJミキサーに入って、ミキシングされて、RCAケーブル通じて卓ミキサーにはいって、そっからグライコだのコンプだの通ってアンプにいって、スピーカーから音が出るわけです。

そんな大変な工程を経て音が出てるので、アニソンは壊れやすい限定フィギュアのように大切に扱いましょう。

 

おわり。